こっちが素人だと思って、専門家たちはこぞっていろいろ畳みかけてくる。
2歳児の発達段階は…とか、2歳児のわがままにはこのように対処しましょうとか…。
ほんとうるさい。
そんな細かいこと考えながら子育てしてたら、発達段階にあてはまらないときや、うまく対処できなかったときに、余計な悩みが増えるだけ。
だから私のおススメはこれ。採用するかしないかは、あなた次第(笑)。
2歳児はわがままがデフォルト
「なんか急にわがままになってきた」
「全然いうこと聞いてくれない」
なんてあわてなくても大丈夫です。
1歳半から3歳くらいまでは、わがままなのが当たり前。
むしろ、あー成長したんだな、って話です。
これが未来永劫続くこともない。
3歳の声を聞くころから、だんだん聞き分けがよくなってきます。
対応策の正解は
2歳児のわがままに対する、ぜったい正しい対処方法を教えてあげましょう。
「言い分を丁寧に聞いてあげましょう」
とか
「毅然と対応することも必要です」
とか
結局どっちなんじゃい! どうすればいいんじゃい! ってつっこみたくなるくらい、
子育てサイトにはいろいろ書いてありますが。
そんなのはぜんぶ無視していいです。
テキトーにやる。
これが正解。
状況に応じて、わがままを聞いてあげられそうなときは聞いてあげればいいし、無理なときはいくら泣いても仕方ない。
その場に応じてテキトーにやる。
それでいいんです。
2歳児のわがままは成長段階なのだから、どんな対応をしていても、そのうち子どもは変わっていきます。
「甘やかし」だけは避ける!
テキトーにやるが通用しないケースがあります。
子どもを王様のように扱っている家庭でこれをしたら、たいへんなことになります。
だって、基本が王様扱いだったら、テキトーっていうのはつまり、なんでもかんでも、子どもの言うことを聞いてあげることになっちゃうから。
テキトーにやるがうまくいくのは、あたりまえの親子関係が成立している土台があってこそ。
あたりまえの親子関係というのは、言い換えると民主的な上下関係。これは子育て全期間を通じてぜったい必要な関係性です。
子どもは自分より力のある、頼れる人がいるから安心して成長できるのです。
それなのに、いちばん偉い王様にされてしまったら、ずっと不安なまま生きていかなければならなくなってしまいます。
イマドキ(2025)は、子どもを大切にしようという風潮が強いので、一歩間違えると、子どもを王様のように丁寧に扱うのが正しい子育てと親は思いがち。だから、これは他人ごとではないですよ。
この辺の詳しい解説は、また別の記事で。
とにかく、健全な上下関係を土台にテキトーにやる。これに尽きます。
必ず嵐は収まる
「そんなテキトーにやっていて、子どもがものすごいわがままな子になったらどうするんですか」
ってご心配かもしれませんけど。
私はこれまで何人も、赤ちゃんから大人になるまでを眺めています。
2歳児の時とんでもないわがままだった子が、しっかり者になって起業をしている例も知っているし、2歳のときたいしてわがままじゃなかった子が、おとなになってもわがまま言い続けている例も知っています。
要は、子どもがどう育つかなんてわからない。
どう育てるかはこちら(大人)側の問題。まあ、間違えることもあるかもしれないけれど精一杯頑張りましょう。だってそれしかできないもん。
AI解説やネットの情報やSNSで言われていること、それにリアルな友だちのアドバイス。どれもこれも、もっともらしいこと言ってるかもしれないけど、ぜんぶ忘れて。テキトーにやっていれば、イヤイヤ期はそのうち終わる。