乳幼児の子育て

公園デビューとお砂場トラブルについて

子どもがいなかったり
育っちゃったりした人と
小さな子どもがいる人では
大小どちらの公園も、必要性が恐ろしく違う

今振り返ると
子育て時期にあんなに足繁く通ったのに
大きい公園も小さい公園も
子どもが大きくなってからは、
もうずっと行ってない

でも、聞くところによると
いまだに公園デビューに悩むママがいるっていうから

今回は私の公園ライフを思い出し
後輩達に指南なぞ……

公園デビューはいつから

決まっていません。
2ヶ月過ぎたら抱っこしてお散歩したり
よちよちしたら連れて行ったり
でもまあ
1-2歳で頻繁に通うようになるのかな
公園に一切行かない
という人もいるかもね

個人的には
室内で木の葉の描かれた絵本を読むより
木漏れ日の下で本物の葉っぱに触れてほしい
とは思うけれども

持ち物について

ミニタオル必須
それと飲み物かなあ

お砂場セット
もあればいいかも

ウエットティッシュがあるといいかもだけど、
ミニタオルさえあれば、だいたい代用できる

近くならおむつは家に帰って替えればいいけど
遠くの公園ならおむつの替えとビニール袋もいるよね
それから
寒いときの上着
汚れた時の着替え
遠くに行くときは、ちょっといろいろいるよね 

公園コミュニケーションについて

子どもを連れて公園に行ったなら
もう
覚悟してください

話しかけられない
恥ずかしがり屋さんのあなたは捨てましょう

同じ年ごろの子どもを連れているママやパパがいたら
積極的に話しかけてみよう

万が一は、気の合わない人もいるかもだけど
ほぼ9割9分、子育て時代を一緒に過ごせる友達ができるはず

もうその公園でグループができていて
入りにくい
なんてことがあるかもしれないけど

それも
話しかけてみたら意外とフレンドリーで
すぐ仲間には入れたりするから

やってみなくちゃわからない

あまりメディアやSNSの情報で
先入観を持たないほうがいいですよ

それより
世の中そんなに悪い人はいないと信じて生きてくほうがいい

小学生との関係について

たまには夕方の
小学生が遊んでいる時間に
公園タイムをぶつけても面白い

小さい子は、少しお兄さんお姉さんの子どもたちが遊んでいる様子を見るのが大好き

やがて
小学生と友達になれたらなお素敵

ある日
私が
家で赤ちゃんと過ごしていたら、
小学生の女の子が遊びに来て
「こんにちはー赤ちゃんと遊びに来ましたー」
といって、ひとしきり遊んで帰って行ったこともありました。
赤ちゃんは大喜び
きっと一緒に遊ぶ友だちがいなくて、
そう言えば公園で知り合った赤ちゃんとでも遊ぶか
と軽い気持ちで来てくれたんだろうけど
毎日母子二人で過ごしているこちらとしては
小学生の突然の来訪は、とっても嬉しいハプニングでした

こんな関係にもなれるから

やっぱり
はずかしがりやは投げ捨てて
小学生にもどんどん話しかけて
仲良くなろう

ブランコマナー

気をつけてほしいのは、ブランコを使うとき
たまに
自分の子が喜んで乗っているからと、つい長く乗せてしまう人がいるけど
周りを見回してみて
なんとなく乗りたそうな顔をしている子がいたら
気づかないふりをしないで
代わってあげよう

そうすることで
「もっと乗りたい」
と自分の子が駄々をこねて泣き出したとしても

我慢

それは少しずつレッスンしたほうがいい
理不尽な我慢じゃなくて、
誰かの幸せのために譲る我慢だから

もちろん
まだそれをわかるには早すぎるかもしれない
でも
やっぱり
みんなで分け合って遊ぶことを覚えてほしい

お砂場トラブル

お砂場でシャベルの取り合い
他にもたくさん道具はあるのに
どうしても同じものを欲しがって睨みあいになることもある

せっかくお母さんに話しかけて
一緒に遊ばせているのに
けんかしちゃうなんて

そんなとき
「けんかしちゃだめでしょ」
とか
「おともだちにかしてあげなさい」
とか
言わなくていいと思う

ただ
もう力で二人をはなればなれにしてしまうだけでいい

けんかしたらはなす
とりあいしたらはなす

そして
お母さんどうし
すこし親しくなった後なら

あえて
けんかや取り合いを見守るという高等技もある

これはほんとにおすすめ
知り合ったお母さんに
「こういうときは、見守る方がいいらしいですよ」
といって
同意してもらえたら
ぜひぜひやってくださいね

2歳とか3歳の頃に
この、友達と思いがぶつかりあう葛藤を経験して
そしてそれを克服する経験をしたら

小学校時代にはもう
友達とつまらないけんかをせずに過ごせるようになるから

黙って見ていて
やりあってひっかいたりしてけがをすることに
ならないかしら

と心配になるかもしれないけど
ここでそれをやらせないリスクに比べたら
ひっかき傷くらい
と言ってしまえるほど、実はこれは大事な経験

ふしぎなことに、
けんかを見守り続けると
さんざんやりあったあとは

なんと
子どもどうしは
わらいあっておわります

これは、
親の方に
けんかをじっと見守り続ける根性がないと
行き着くことはできない境地でありますけれど

公園遊びのゴール

最初に書いたように、
いつか気がつくと、
公園に子どもを連れて行くという日常が
人生から消えています

だから
今が永遠と思わないで
実は
一瞬、一瞬がかけがえのない宝物の時間

当たり前の日常は
いつか
きらきらと輝く、もう二度と戻れない思い出になるから